バルコニーとベランダの違いは?特徴とメリットやデメリットを解説

バルコニーとベランダの違いは?特徴とメリットやデメリットを解説2 住宅の用語一覧
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マンションや一戸建てを選ぶ際、あるいはリフォームを検討する際に、

「バルコニー」と「ベランダ」

という言葉を耳にすることがよくあります。

どちらも建物の外側に設けられたスペースを指しますが、実は明確な違いがあります。

これらの違いを理解することは、住まい選びや空間活用においてちょっとした豆知識として記憶しておくと良いでしょう。

この記事では、バルコニーとベランダの定義、それぞれの特徴、そして利用する上でのメリットについて詳しく解説します。

 

バルコニーとは? 開放感あふれる屋外空間

バルコニーは、建物の外壁から突き出すように設けられた、屋根のない手すり付きのスペースを指します。

多くの場合、2階以上の階層に設置され、リビングルームや寝室から直接出入りできるようになっています。

 

バルコニーの主な特徴

  • 屋根がない: バルコニーの最大の特徴は、上部に屋根がないことです。これにより、開放感があり、太陽の光を直接感じることができます。日当たりが良いため、植物を育てるのに適しており、特にガーデニングを楽しみたい方には魅力的な空間です。
  • 開放感と眺望: 屋根がないため、視界を遮るものが少なく、開放感があります。高層階に設けられたバルコニーからは、遠くまで見渡せる素晴らしい眺望を楽しめることも多いです。
  • 多様なデザイン: 構造上、様々なデザインが可能で、手すりの素材や形状によって建物の外観にアクセントを加えることができます。ガラス手すりやアイアン製の手すりなど、デザイン性の高いバルコニーも増えています。
  • 防水加工: 屋根がないため、雨水が直接当たることを考慮し、しっかりと防水加工が施されています。排水機能も重要となり、水はけを良くするための工夫がなされています。

 

バルコニーのメリット

バルコニーには、その特徴ゆえに様々なメリットがあります。

  • 日当たりの良さ: 屋根がないため、洗濯物が乾きやすいのはもちろん、日光浴を楽しむスペースとしても最適です。ハーブや花など、日当たりを好む植物を育てるのにも向いています。
  • 開放的なセカンドリビング: 天気の良い日には、テーブルと椅子を置いて食事を楽しんだり、読書をしたりと、まるで屋外のセカンドリビングのように活用できます。都心部では貴重な開放的な空間となります。
  • 眺望を楽しむ: 素晴らしい景色や夜景を楽しむことができるのも、バルコニーの大きな魅力です。特に高層階のバルコニーでは、都会のパノラマや自然の風景を独り占めできる贅沢な時間を過ごせます。
  • 通気性の確保: 窓を開ければ、バルコニーを通して室内に新鮮な空気を取り込むことができます。特に風通しの良い設計の建物では、心地よい風を感じられます。
  • バーベキューやアウトドアリビング: 広いバルコニーであれば、周囲に配慮しつつミニバーベキューを楽しんだり、アウトドア用のソファを置いてリラックススペースとして利用することも可能です。ただし、マンション規約などで禁止されている場合もあるため、事前に確認が必要です。

 

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ベランダとは? 実用性と居住性を兼ね備えた空間

一方、ベランダは、建物の外壁から突き出すように設けられ、上部に屋根がある手すり付きのスペースを指します。多くの場合、1階や2階以上の階層に設置されます。

ベランダの主な特徴

  • 屋根がある: ベランダの最も明確な特徴は、上部に屋根があることです。この屋根は、上階のバルコニーやベランダの床部分、あるいは建物の一部が張り出した形になっています。
  • 雨風からの保護: 屋根があることで、雨が降っていても洗濯物を干したり、ちょっとした作業をしたりすることが可能です。また、強い日差しを遮る効果もあります。
  • 実用性の高さ: 屋根があるため、物置スペースとして利用したり、雨の日でも気軽に利用できるなど、実用的な側面が強調されます。
  • 独立した空間: 屋根があることで、周囲からの視線をある程度遮ることができ、よりプライベートな空間として感じられることがあります。

 

ベランダのメリット

ベランダには、その特徴からくる実用的なメリットが多くあります。

  • 雨天時の洗濯物干し: 屋根があるため、急な雨でも洗濯物が濡れる心配が少なく、安心して干しておくことができます。これは、共働き世帯や天候が変わりやすい地域に住む方にとって非常に大きなメリットです。
  • 日差しや雨除け: 夏の強い日差しを遮り、室内への直射日光を和らげる効果があります。これにより、室温の上昇を抑え、エアコンの使用を控えることにもつながります。また、雨の日でも窓を開けて換気しやすいという利点もあります。
  • プライバシーの確保: 屋根があることで、上階からの視線を遮ることができ、ある程度のプライバシーが保たれます。特に、隣の建物との距離が近い場合などには有効です。
  • 多目的スペースとしての活用: 屋根があるため、ガーデニング用品や掃除道具などの収納スペースとして活用したり、子供の遊び場として利用したりと、様々な目的に応じて使いやすい空間です。
  • 落ち着いた空間: 屋根があることで、外界とのつながりを保ちつつも、より囲まれたような落ち着いた雰囲気を作り出すことができます。

 

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バルコニーとベランダ、結局どちらを選ぶべき?

バルコニーとベランダのどちらを選ぶべきかは、それぞれのライフスタイルや優先順位によって異なります。

  • 開放感や日当たり、眺望を重視するなら「バルコニー」: 日光浴をしたい、洗濯物をカラッと乾かしたい、広々とした空間でガーデニングを楽しみたい、美しい景色を眺めたいといった方には、バルコニーが適しています。開放的な空間でリフレッシュしたい方にもおすすめです。
  • 実用性や雨天時の利便性を重視するなら「ベランダ」: 雨の日でも洗濯物を干したい、強い日差しを避けたい、プライバシーを確保したい、多様な用途で活用したいといった方には、ベランダが適しています。日常的に安定して使えるスペースを求める方に向いています。

まとめ

バルコニーとベランダは、どちらも建物の外側に設けられた便利な空間ですが、屋根の有無という点で明確な違いがあります。

  • バルコニー: 屋根がない開放的なスペース。日当たりや眺望の良さが最大の魅力で、セカンドリビングやガーデニングスペースとして活用することで、住まいに豊かな表情を与えます。
  • ベランダ: 屋根がある実用的なスペース。雨天時の洗濯物干しや日差し除けなど、天候に左右されずに活用できる点が大きなメリットです。

それぞれの特徴とメリットを理解することで、ご自身のライフスタイルに合った選択ができるでしょう。

住まいを選ぶ際やリフォームを検討する際には、ぜひこれらの違いを参考に、理想の屋外空間を見つけてください。適切な選択をすることで、より快適で充実した生活を送ることが可能になります。

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