「注文住宅を建てるなら、憧れのウォークインクローゼットが欲しい!」
一日の始まりに、お気に入りの服が並ぶ空間でコーディネートを考える…そんな豊かな暮らしを想像する方は多いのではないでしょうか。しかし、その一方で「実際に何畳の広さがあればいいの?」「広くしすぎて寝室が狭くなったらどうしよう…」といった、広さに関する悩みは尽きません。
ウォークインクローゼット(WIC)は、広さの計画を間違えると「暗くて使いにくい」「スペースを持て余している」といった後悔に繋がりやすい、非常に重要な空間です。
この記事では、そんな失敗を避け、あなたのご家族にとって本当に“ちょうどいい”ウォークインクローゼットを実現するために、必要な知識を徹底解説します。
結論からお伝えすると、最適な畳数は目的によって大きく異なり、成功の鍵は以下の3つのサイズ感を掴むことです。
- 2畳(約1坪):【ミニマムサイズ】 夫婦二人分の衣類をコンパクトに収納したい場合の、最も効率的な広さ。
- 3畳(約1.5坪):【ゴールデンサイズ】 収納力と使い勝手のバランスが最も良く、一番人気の後悔しにくい広さ。
- 4畳以上(約2坪~):【ドリームサイズ】 衣類以外の物も収納でき、書斎やメイクスペースも兼ねられる、ゆとりの贅沢空間。
この記事を最後まで読めば、畳数ごとの具体的な間取りや収納量のイメージが明確になり、あなたの理想の家づくりが大きく前進することをお約束します。
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ウォークインクローゼットは何畳から作れる?
まず基本的な知識として、ウォークインクローゼットが「何畳から」実現可能なのか、そして最も人気のある広さはどれくらいなのかを見ていきましょう。
最低限必要な広さは「2畳」から
一般的に、人が中に入って作業できるウォークインクローゼットとして機能する最小限の広さは「2畳(約1坪)」と言われています。
2畳のスペースがあれば、夫婦二人分の普段使いの衣類を十分に収納することが可能です。具体的には、ハンガーパイプを約3.6m分設置でき、これは一般的な壁面クローゼット2つ分に相当します。
ただし、2畳の場合は通路幅が60cm程度と狭くなるため、中でゆったり着替えたり、大きな荷物(スーツケースやゴルフバッグなど)を置いたりするには、やや窮屈に感じるかもしれません。コストを抑えつつ、最大限の収納効率を求める場合に最適なサイズです。
最も人気で後悔しにくいのは「3畳」
注文住宅を建てる際に最も多く採用され、満足度も高いのが「3畳」のウォークインクローゼットです。
3畳の広さがあれば、収納力がアップするのはもちろん、通路幅にもゆとりが生まれます。夫婦二人で同時に使ってもストレスを感じにくく、中で着替えるスペースも十分に確保できます。
また、L字型やⅡ列型のレイアウトにすることで、デッドスペースを減らし、より効率的な収納が実現可能です。収納力と居住空間のバランスが取りやすく、「作ってよかった」という声が最も多い、まさにゴールデンサイズと言えるでしょう。
ウォークインクローゼットは何畳の広さが最適?
写真:プリンシパルホーム建築実例/ウォークインクローゼット
画像:プリンシパルホーム/大きなガレージのある洋風な住まい
最適な畳数は、使う人数や収納したい物の種類によって変わります。ここでは具体的なケース別に、おすすめの広さを見ていきましょう。
一人暮らし・個人の寝室なら「1.5畳~2畳」
個人の衣類や小物を収納するだけであれば、1.5畳でも十分に機能的なウォークインクローゼットを作れます。2畳あれば、衣類に加えてバッグや趣味の道具なども収納でき、自分だけの特別な空間として活用できるでしょう。
夫婦二人なら「2畳~3畳」
2畳がおすすめな夫婦
-
- 衣類はミニマムに持ち、収納効率を最優先したい。
- 寝室や他の部屋の広さを優先したい。
3畳がおすすめな夫婦
-
- ファッションが好きで、衣類やファッション小物が多い。
- 中で着替えたり、コーディネートを考えたりする時間を楽しみたい。
- 将来的に物が増えることを見越して、ゆとりを持たせたい。
特にこだわりがなければ、後々のことを考えて3畳を選んでおくと後悔が少ない選択と言えます。
3人~4人家族で共有するなら「4畳以上(ファミリークローゼット)」
家族全員の衣類を一か所にまとめる「ファミリークローゼット」としてウォークインクローゼットを活用する場合は、4畳以上の広さを検討しましょう。
4畳以上の広さがあれば、家族全員分の衣類はもちろん、季節家電や布団、アウトドア用品などもまとめて収納できます。洗面脱衣所の近くに配置すれば、「洗濯→干す→しまう」の動線が劇的にスムーズになり、家事の負担を大きく軽減できるというメリットもあります。この場合、通り抜けできるウォークスルータイプにするのも非常に人気があります。
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広さ別にウォークインクローゼットを解説!
次に、畳数ごとの具体的な間取りと、使いやすい収納レイアウトのパターンを解説します。
【2畳】I型・Ⅱ型レイアウトで効率よく収納
2畳のウォークインクローゼットでは、壁の片側一面にハンガーパイプと棚を設置する「I型」か、向かい合う両側に設置する「Ⅱ型」が基本です。
- I型(片面収納): 通路幅を広く取れるため、物の出し入れがスムーズ。収納量は少なめ。
- Ⅱ型(両面収納): 収納力を最大化できるが、通路が狭くなるため、同時に二人で使うのは難しい。
【3畳】L字型・Ⅱ型レイアウトで使い勝手アップ
3畳になると、レイアウトの自由度が上がります。
- L字型: 壁の二面をL字に使うレイアウト。角の部分がデッドスペースになりやすいですが、コーナー用の棚を工夫すれば有効活用できます。Ⅱ型よりも通路にゆとりが生まれます。
- Ⅱ型: 3畳でⅡ型レイアウトにすると、十分な通路幅(約90cm以上)を確保でき、収納力と使いやすさを両立できます。
【4畳以上】U字型・アイランド型で理想の空間へ
4畳以上の広々とした空間では、さらに贅沢なレイアウトが可能です。
- U字型: 三方の壁面をすべて収納に使う、最も収納力が高いレイアウト。
- アイランド型: Ⅱ型やU字型のレイアウトの中央に、引き出し収納や作業台(アイランド)を設置するスタイル。アクセサリーを置いたり、畳んだ服を一時置きしたりと、まさにお店のディスプレイのような使い方ができます。書斎やメイクスペースを兼ねるのもこの広さならではの特権です。
後悔しないウォークインクローゼット計画の重要ポイント5選
理想のウォークインクローゼットを実現するには、広さ以外にも押さえておくべき重要なポイントがあります。これを見落とすと、せっかくの空間が「使いにくい収納」になってしまうかもしれません。
ポイント①:本当にその「広さ」が必要か?手持ちの服を把握する
「大は小を兼ねる」と考えがちですが、必要以上に広く作りすぎると、寝室などの居住スペースを圧迫してしまいます。まずは、今持っている衣類や荷物の量を正確に把握し、「本当に必要な収納量」を見極めることから始めましょう。
ポイント②:生活動線を考えた「配置」
朝起きてから着替えるまで、帰宅して上着をしまうまで。日々の生活動線をシミュレーションし、最もスムーズにアクセスできる場所に配置することが大切です。特にファミリークローゼットの場合は、玄関や洗面所との連携が家事効率を大きく左右します。
ポイント③:湿気・カビ対策は必須!「換気」と「照明」
窓のないウォークインクローゼットは湿気がこもりやすく、カビの温床になりがちです。小さな窓や換気扇を設置する、壁に調湿効果のあるエコカラットなどを採用するといった対策を設計段階から組み込みましょう。また、照明は奥まで明るく照らせるダウンライトや、服の色が自然に見える「昼白色」のライトを選ぶのがおすすめです。
ポイント④:「コンセント」の設置で利便性が格段にアップ
「作っておけばよかった…」という後悔ポイントで意外と多いのがコンセントの設置です。内部にコンセントがあれば、衣類スチーマーや布団乾燥機、充電式掃除機の充電ステーションとして活用でき、利便性が格段に向上します。
ポイント⑤:将来のライフスタイルの変化を見据える
家族構成や持ち物は、年月と共に変化します。子供の成長に合わせて棚の高さを変えられる「可動棚」を全面的に採用するなど、将来の変化に柔軟に対応できる計画を立てておくことが、長く満足できるクローゼットを作る秘訣です。
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まとめ
ウォークインクローゼットの最適な畳数は、「誰が、何を、どのように使いたいか」**によって決まります。
夫婦二人で効率的に使うなら「2畳」、使い勝手と収納力のバランスを求めるなら「3畳」、家族みんなで使い、家事も楽にしたいなら「4畳以上」がひとつの目安になります。
しかし、ただ広いだけでは意味がありません。あなたの暮らしに合った「動線」や「配置」を考え、換気や照明、コンセントといった「設備計画」をしっかり行うこと。そして、将来を見据えた「柔軟性」を持たせることが、後悔しないウォークインクローゼットづくりの何よりの秘訣です。
この記事を参考に、ご自身のライフスタイルをじっくりと見つめ直し、あなただけの理想の収納空間を実現してください。
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