モダンな家の内装はどうする?空間設計のポイントを解説

モダンな家の内装写真 空間と間取り
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注文住宅を建てるなら、おしゃれで洗練された「モダンな内装」に憧れますよね。無駄な装飾がなく、すっきりとした空間は、日々の暮らしを豊かにしてくれます。

しかし、一言で「モダン」と言っても、そのスタイルは様々。「理想のイメージが固まらない」「冷たくて落ち着かない空間にならないか心配…」といったお悩みを持つ方も少なくありません。

この記事では、注文住宅で人気のモダンな内装の基本から、リビングやキッチンなど場所別のおしゃれなデザイン実例、失敗しないための注意点まで、プロの視点で徹底解説します。

この記事でわかること

  • モダンな内装の基本と人気のスタイル
  • リビングやキッチンなど場所別のおしゃれな実例
  • 失敗を防ぐデザインのコツと注意点

注文住宅をご検討の際に、ぜひお役立てくださいね。

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どちらを選ぶべきか迷っている方や、それぞれの特長を知り住まい探しに活かした方はぜひ参考にしてください。

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モダンな家の内装とは?人気のスタイルと特徴

まずはじめに、「モダンな家の内装」がどのようなものか、その基本的な特徴と魅力について見ていきましょう。言葉のイメージだけでなく、具体的なスタイルや要素を知ることで、ご自身の好みがはっきりと見えてきます。

モダンな内装が持つ3つの魅力

モダンな内装が多くの人に選ばれるのには、デザイン性だけではない明確な理由があります。特に、忙しい毎日を送る現代のライフスタイルにマッチする3つの魅力が挙げられます。

  1. 時代に左右されないデザイン:流行り廃りが激しいデザインとは異なり、シンプルで洗練された美しさは10年、20年経っても色褪せません。長く愛せる家づくりに最適です。
  2. すっきりとした開放感:無駄な装飾や家具を排し、直線的なラインを基調とすることで、実際の広さ以上に空間を広く見せる効果があります。ものが少なく、片付けやすい点も魅力です。
  3. 機能的で暮らしやすい:見た目の美しさだけでなく、生活動線や使いやすさが計算されています。家事や育児で忙しい日々の中でも、スムーズで快適な暮らしをサポートしてくれます。

あなたはどれが好き?代表的なモダンインテリア

モダンな内装には、いくつかの代表的なスタイルが存在します。それぞれの特徴を知り、ご自身の理想に近いスタイルを見つけてみましょう。

  • シンプルモダン:白・黒・グレーを基調とした、最もベーシックなスタイル。金属やガラスなど無機質な素材を使い、都会的でシャープな印象を与えます。
  • ナチュラルモダン:シンプルな空間に、木材やファブリックなど自然素材の温かみをプラスしたスタイル。リラックスできる居心地の良さが人気で、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
  • 和モダン:日本の伝統的な「和」の要素を、現代的なデザインに落とし込んだスタイル。畳や障子、格子などを使いながらも、直線的なデザインで洗練された落ち着きのある空間を演出します。
  • ホテルライク:高級ホテルの客室のような、非日常的でラグジュアリーな空間を目指すスタイル。間接照明や上質な素材を使い、生活感を徹底的に排除するのが特徴です。

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モダンな内装を構成する4つの要素

理想のモダン空間を実現するには、以下の4つの要素を意識してコーディネートするのが成功の近道です。

  • :ベースは白・黒・グレー・ベージュといった無彩色(ベーシックカラー)でまとめます。色の数を絞ることで、統一感のあるすっきりとした印象になります。
  • 素材ガラス、スチール、アイアン、コンクリート、タイルといった無機質で光沢のある素材が中心。ナチュラルモダンなら、これに無垢材や石などの自然素材を組み合わせます。
  • 家具直線的でシンプルなデザインのものが基本。華美な装飾があるものは避け、機能性を重視して選びましょう。
  • 照明:天井に設置するシーリングライトだけでなく、壁や床を照らす間接照明を効果的に使うことで、空間に立体感と落ち着きが生まれます。

シンプルモダンとナチュラルモダンの違いとは?

特に人気の高い「シンプルモダン」と「ナチュラルモダン」。この2つの大きな違いは「素材感」と「色使い」にあります。

シンプルモダンが無機質でシャープな印象なのに対し、ナチュラルモダンはフローリングや家具に木材を多く取り入れ、アースカラー(ベージュやブラウン、グリーンなど)を加えて温かみを演出します。

どちらのテイストが好きか、家族で話し合ってみるのがおすすめです。

意外と知らない「モダン」と「スタイリッシュ」の違い

よく似た言葉に「スタイリッシュ」がありますが、意味合いは少し異なります。「モダン」が20世紀初頭に生まれた近代的なデザイン様式を指すのに対し、「スタイリッシュ」は「流行の」「洗練された」といった見た目の印象を表す言葉です。

つまり、「モダンな家」は結果的に「スタイリッシュ」に見えることが多い、と考えると分かりやすいでしょう。

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モダンな家の内装デザインのポイント

ここからは、家の場所ごとにモダンな内装を実現するための具体的なアイデアを、実例をイメージしながらご紹介します。毎日の家事や家族との時間をより快適にするヒントが満載です。

リビングは生活感をなくす

リビングは家の中心です。吹き抜けや大きな窓、リビング階段などを採用して縦横の広がりを演出し、開放感を高めましょう。

テレビボードを壁掛けにしたり、壁面収納を設けたりすることで、ごちゃつきがちな配線やおもちゃなどを隠し、すっきりとした印象をキープできます。

キッチンはシンプルで清潔感を意識する

毎日使うキッチンは、デザイン性と機能性の両立が重要です。継ぎ目がなく掃除がしやすいフラットなカウンターや、調理家電を隠せる大型のカップボードが人気。

リビングとの一体感を出すなら、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンがおすすめです。手元を照らすペンダントライトにこだわると、一気におしゃれなカフェのような雰囲気になります。

寝室・ベッドルームを上質な空間にする

寝室は心と体を休める大切な場所。落ち着いたトーンのアクセントクロスを一面に採り入れたり、ベッドの両サイドに間接照明を置いたりするだけで、ホテルのような上質な空間に変わります。

カーテンは、光を柔らかく取り込む調光ロールスクリーンや、縦のラインを強調するバーチカルブラインドもモダンな雰囲気によく合います。

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玄関・廊下でおしゃれな印象を与える方法

玄関は、訪れる人が最初に目にする「家の顔」。床をタイル貼りにしたり、壁に間接照明を仕込んだりすると、高級感が生まれます。

また、壁の一部に飾り棚(ニッチ)を設けて、季節の小物やグリーンを飾るのも素敵です。シューズクロークを設ければ、靴が出しっぱなしになるのを防ぎ、常に美しい玄関を保てます。

洗面所・トイレも清潔感あふれるモダンな空間に

洗面所やトイレといった小さな空間こそ、モダンなデザインが映えます。

カウンターと洗面ボウルが一体になったスタイリッシュな洗面台や、凹凸が少なく掃除がしやすいタンクレストイレがおすすめ。

鏡を設置すれば、空間を広く見せる効果も期待できます。

和室をモダンに見せる琉球畳と間接照明のテクニック

モダンな家にも和室が欲しい、という方は多いはず。縁のない正方形の「琉球畳」を市松模様に敷いたり、窓に障子ではなくプリーツスクリーンを採用したりするだけで、和室はぐっと現代的な印象になります。

床の間や押入れの下に間接照明を仕込む「地窓」も、空間に奥行きと趣を与えてくれる人気のテクニックです。

外観・外構との統一感で家の価値を高めるポイント

モダンな家づくりは内装だけでは完成しません。外壁にガルバリウム鋼板や塗り壁といったシンプルな素材を使ったり、窓のサッシを黒やシルバーで統一したりと、外観も内装のテイストと合わせることが重要です。

外観と内装に一体感が生まれることで、家全体の完成度と価値が格段に高まります。

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後悔しない!モダンな内装にする際の注意点

最後に、おしゃれなだけでなく、実際に暮らしてから「こうすれば良かった…」と後悔しないための重要なポイントをお伝えします。デザインを決める前に、ぜひ一度チェックしてみてください。

モダンな家が「冷たい印象」になる原因

シンプルさを追求するあまり、白と黒のモノトーンだけで構成したり、金属やガラス素材を多用しすぎたりすると、モデルルームのようで落ち着かない「冷たい家」になってしまうことがあります。

これを避けるには、意識的に「温かみ」をプラスすることが大切です。

おしゃれと暮らしやすさを両立させる

モダンな家のすっきり感は、十分な収納があってこそ保たれます。デザイン段階で、「どこで何を使うか」をシミュレーションし、家族の動線に合わせた収納を計画しましょう。

特に、急な来客時に生活感をさっと隠せるパントリーやファミリークローゼットは、共働きや子育て世帯の強い味方になります。

無機質に見せない

空間が冷たい印象になりそうな時は、意識して自然素材を取り入れましょう。

床を無垢材にする、ダイニングテーブルを木製にする、観葉植物を置く、ラグやクッションに温かみのある色を選ぶなど、少し加えるだけで空間の印象は大きく変わります。

異素材の組み合わせを楽しむのが、上級者に見せるコツです。

コストを抑えつつ高級感を出す

注文住宅は予算との戦いでもあります。全面に高価な素材を使えなくても、ポイントを絞ることで高級感を演出できます。

例えば、キッチンの腰壁やテレビの背面だけにタイルや石材を貼る、デザイン性の高いペンダントライトを一つだけ採り入れるなど、「見せ場」を作ることを意識すると、費用対効果の高い家づくりが可能です。

子育て世代必見!汚れや傷に強い素材選びのポイント

小さなお子様がいるご家庭では、デザインだけでなくメンテナンス性も重要です。

壁紙は汚れが拭き取りやすい「機能性壁紙」を選ぶ、床には傷に強いコーティングを施す、キッチンの壁には油汚れがサッと落ちるキッチンパネルを採用するなど、少しの工夫で掃除の手間が大きく減り、きれいな状態を長く保てます。

ハウスメーカー・工務店の選び方

理想のモダンな家を建てるには、パートナーとなる会社の選定が最も重要です。必ずその会社の施工事例集を確認し、自分たちの好みのテイストと合っているかを見極めましょう。

デザイン力はもちろん、こちらの要望を正確に汲み取り、プロとしてより良い提案をしてくれる担当者と出会えるかが成功の鍵を握ります。

まとめ

モダンな家の内装は、ただおしゃれなだけでなく、シンプルで機能的な暮らしやすさも兼ね備えています。今回ご紹介したスタイルや場所別のポイント、後悔しないための注意点を参考に、ぜひご家族にとって最高の住まいを計画してください。

まずは気になるハウスメーカーや工務店のカタログを取り寄せたり、モデルハウスに足を運んだりして、実際の空間を体感してみることから始めてみてはいかがでしょうか。この記事が、あなたの理想の家づくりへの第一歩となれば幸いです。

 

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