エコカラットを採用して後悔しないために!失敗しないためのポイントを解説

エコカラットで後悔 住宅デザイン
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「注文住宅の壁紙、何かアクセントが欲しいな」
「機能性のある壁材に興味があるけど、種類が多くてわからない…」

そのように考えている方に人気の内装材が、LIXILの「エコカラット」です。優れたデザイン性に加え、湿度を調整したり、気になるニオイを軽減したりする効果が期待できるため、多くの家庭で採用されています。

しかし、インターネットで検索すると「エコカラット 後悔」というキーワードも目につき、導入をためらってしまう方も少なくありません。

そこでこの記事では、以下の3つの点について解説していきます。家づくりの参考にしてくださいね。

  • エコカラットの性能とデザインについて
  • エコカラットのメリット
  • エコカラットを上手に活用するの3つのポイント

エコカラットの基本的な性能から、なぜ後悔の声があがるのか、そして後悔せずにそのメリットを最大限に引き出すためのポイントまで、詳しく解説していきます。

この記事を読めば、あなたの家づくりにエコカラットが本当に必要かどうかを判断できるようになるはずです。

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エコカラットとは?性能からデザインについて

まずは、エコカラットがどのような製品なのか、基本的な情報から見ていきましょう。その機能性とデザイン性の秘密に迫ります。

LIXILが開発した革新的な内装機能建材

エコカラットは、住宅設備メーカーのLIXILが長年の研究開発を経て生み出した、内装用の壁材です。一般的なクロス(壁紙)とは異なり、デザイン性だけでなく、住まいを快適にするための様々な「機能」を持っているのが最大の特徴です。

微細な孔がもたらす「調湿」と「脱臭」のメカニズム

エコカラットの表面には、目には見えない1ナノメートル(1mmの100万分の1)という極めて微細な孔(あな)が無数に開いています。この孔が空気中の湿気を吸ったり吐いたりすることで、湿度を快適な状態に保とうとします。

また、生活臭の原因となる物質もこの孔に吸着させることで、お部屋の空気を爽やかに保つ効果が期待できます。

シックハウス対策にも!空気中の有害物質を吸着

私たちの身の回りには、家具や建材などから発生するホルムアルデヒドやトルエンといった有害な化学物質が存在します。

エコカラットは、これらの物質を吸着し、空気中の濃度を低減させる効果も確認されています。ご家族、特に小さなお子様の健康を考える上で、心強い機能と言えるでしょう。

豊富なデザインとテクスチャー

機能性だけでなく、その高いデザイン性もエコカラットが選ばれる理由です。高級感のある石目調や、温かみのある木目調、スタイリッシュなタイル調など、多彩なデザインとカラーバリエーションが揃っています。

リビングのテレビ裏などをアクセントウォールにするだけで、お部屋の印象をぐっと引き締め、上質な空間を演出できます。

環境と人に優しい天然素材由来の壁材

エコカラットの主な原料は、粘土や鉱物といった自然由来の素材です。化学物質を多用した製品ではないため、環境への負荷が少なく、住む人にとっても安心感が高い素材です。

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エコカラットで後悔する4つの主な理由

多くのメリットがある一方で、なぜ「後悔した」という声が聞かれるのでしょうか。ここでは、よくある失敗事例とその理由を具体的に見ていきましょう。

「思ったのと違う…」見た目やインテリアとのギャップ

カタログの小さなサンプルや、照明が整ったショールームで見た印象だけで決めてしまうと、実際に自宅の壁に施工した際に「イメージと違った」と感じることがあります。

自然光や照明の種類、部屋の広さによっても見え方は変わるため、完成後のギャップが後悔につながるケースです。

既存のインテリアから浮いてしまうデザインの不一致

エコカラット自体は素敵でも、床材や家具、カーテンといった他のインテリア要素との調和がとれていないと、壁だけが浮いたような印象になってしまいます。

全体のバランスを考えずにデザインを選んでしまうと、落ち着かない空間になる可能性があります。

ホコリが溜まる?予想以上に大変なメンテナンス

デザインによっては表面に凹凸があるため、ホコリが溜まりやすいという側面があります。特に、掃除がしにくい高い場所や狭い場所に施工すると、お手入れが面倒に感じてしまうことがあります。

また、基本的に水拭きが推奨されていないため、掃除方法に一手間かかると感じる方もいます。

効果が実感できず「コスパが悪い」と感じるケース

調湿や脱臭効果を期待して高価なエコカラットを導入したものの、その効果をあまり実感できず、「これなら普通の壁紙でよかったかも…」と費用対効果の面で後悔する声もあります。

特に、施工面積が狭すぎたり、部屋の環境によっては、期待したほどの効果が得られない場合があります。

 

後悔だけじゃない!エコカラットがもたらす4つの確かなメリット

後悔の理由を知ると不安になるかもしれませんが、エコカラットの持つ性能は、暮らしを豊かにするメリットがあります。ここでは、その代表的なメリットを改めてご紹介します。

生活臭を吸着し、室内の空気をクリーンに保つ

ペットのいるご家庭や、来客が多いリビング、ニオイがこもりやすい玄関やトイレなど、様々な生活臭を軽減してくれます。

複数のニオイが混ざった複合臭にも効果を発揮するため、いつでも爽やかな空気環境を保ちやすくなります。

梅雨はさらっと、冬はしっとり。自動で湿度をコントロール

エコカラットの調湿効果は、珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上とも言われています。

湿気が多い梅雨の時期はジメジメを抑え、暖房で乾燥しがちな冬は湿度を放出して潤いを保ちます。結露の抑制や、カビ・ダニの繁殖を抑える効果も期待できます。

カビ・ダニの発生を抑制し、アレルギー対策にも貢献

カビやダニは、アレルギーの原因となることがあります。エコカラットが湿度を適切にコントロールすることで、これらのアレルゲンの発生しにくい環境づくりをサポートします。

ご家族の健康を守る上でも、大きなメリットと言えるでしょう。

機能性だけじゃない!空間の主役になる優れたデザイン性

前述の通り、デザイン性の高さはエコカラットの大きな魅力です。間接照明と組み合わせれば、壁の陰影が美しく浮かび上がり、まるでホテルのような高級感を演出できます。

機能性とデザイン性を両立できるのは、他の壁材にはない強みです。

 

後悔しないために!エコカラットを活用する3つのポイント

それでは、後悔を避け、エコカラットの魅力を最大限に引き出すためにはどうすれば良いのでしょうか。計画段階で押さえておきたい3つの重要なポイントを解説します。

リビング・寝室など最適な設置場所

エコカラットの効果は、設置する場所によって大きく変わります。リビングや寝室など、人が長く過ごす空間に施工すれば、調湿や空気清浄効果を実感しやすくなります。

また、玄関やトイレ、ウォークインクローゼットなど、ニオイや湿気がこもりやすい場所にピンポイントで採用するのも非常に効果的です。

メンテナンスと掃除方法

エコカラットの掃除は、柔らかいハケや乾いた布、固く絞ったきれいな布で行うのが基本です。

洗剤やメラミンスポンジはシミや傷の原因になるため使用できません。こうした正しいお手入れ方法をあらかじめ理解しておくことで、メンテナンスの手間も過度に恐れる必要はなくなります。

サンプル確認とインテリアとの調和のコツ

デザイン選びで失敗しないためには、やはりプロに依頼するのが間違いないでしょう。朝・昼・夜と時間帯を変え、照明をつけた状態でも確認することで、完成後のイメージのズレを最小限にできます。

また、床材や建具、家具の色とトーンを合わせることを意識すると、空間全体に統一感が生まれます。

エコカラットの性能を正しく理解する

エコカラットは優れた建材ですが、部屋全体の湿度や臭いを完全にコントロールする魔法の壁ではありません。

あくまで「施工した壁面とその周辺の環境を快適にするサポート役」と理解することが大切です。性能を過信せず、換気や除湿器などと適切に組み合わせることで、より高い効果を発揮します。

信頼できる業者選びの重要性

どんなに良い製品でも、施工の質が低ければ性能は十分に発揮されません。タイルが剥がれてきたり、目地が汚かったりといった施工不良は、満足度を大きく下げる原因になります。

次の章で詳しく解説しますが、信頼できる業者に依頼することが、後悔しないための最後の、そして最も重要なポイントです。

プリンシパルホームでは、注文住宅の仕様決めの際に、弊社の専属の担当者や設計担当からもアドバイスをさせて頂いております。お気軽にご相談下さい。

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