「そろそろマイホームが欲しいな」と考え始めたとき、多くの人が最初に思い浮かべるのが「モデルハウス」ではないでしょうか。最新の設備、洗練されたデザイン、理想の暮らしが詰まった空間は、見ているだけで夢が膨らみます。
しかし、その一方で、こんな不安が頭をよぎりませんか?
「家づくりの知識が全くないのに、行っていいのかな…」
「『見るだけ』のつもりが、しつこく営業されたらどうしよう…」
「まだ買う気はないのに、アンケートに個人情報を書くのは抵抗がある…」
結論からお伝えします。モデルハウスは『見るだけ』でも、まったく問題ありません。 それどころか、家づくりを検討しているすべての人にとって、「見るだけ」の見学は、絶対に経験しておくべき貴重な情報収集の機会なのです。
この記事では、なぜモデルハウスは「見るだけ」でも歓迎されるのかという理由から、しつこい営業をスマートにかわす方法、そして「見るだけ」で終わらせないための超具体的なチェックポイントまで、あなたが抱える不安をすべて解消し、安心してモデルハウス見学を楽しむためのノウハウを徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたは自信を持ってモデルハウスのドアを開け、理想の家づくりへの大きな一歩を踏み出しているはずです。
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モデルハウスを「見るだけ」でも大丈夫?
多くの人がモデルハウス訪問をためらう最大の理由、それは「営業されることへの不安」です。しかし、心配は無用です。ここでは、なぜ「見るだけ」でも問題ないのか、そしてスマートな対応方法について解説します。
ハウスメーカーが「見るだけ」の来場者を歓迎する理由
実は、ハウスメーカー側も、来場者全員がすぐに契約するとは考えていません。むしろ、「見るだけ」の来場を歓迎している側面すらあります。
- 未来の見込み客になる可能性 現在は「見るだけ」でも、数年後に本格的に家づくりを考える「未来のお客様」になる可能性があります。良い印象を持ってもらうことは、メーカーにとって重要な先行投資なのです。
- 認知度向上とブランディング 多くの人に自社の家のデザインや性能を知ってもらうこと自体が、会社の宣伝になります。「あのメーカーの家、素敵だったね」という口コミは、何よりの広告効果を持ちます。
- 市場調査とデータ収集 来場者アンケートは、市場のニーズを探るための貴重なデータソースです。どんな年齢層が、どんな家に興味を持っているのかを知ることは、今後の商品開発に役立ちます。
実際、週末にモデルハウスを訪れる人の多くは「情報収集段階」の「見るだけ」層です。ですから、「自分だけが冷やかしだと思われたらどうしよう」などと気負う必要は一切ありません。
事前準備とテクニック
そうは言っても、熱心な営業担当者がいるのも事実です。不要な営業を避け、自分のペースで見学するためのテクニックを知っておきましょう。
1. 受付で正直に目的を伝える これが最も効果的です。「まだ具体的に考え始めたばかりで、今日は情報収集のために見学だけさせてください」と最初に伝えましょう。正直に話すことで、相手も「じっくり見てもらう」モードに切り替えてくれます。
2. アンケートの書き方を工夫する アンケート記入は避けられない場合が多いですが、少し工夫するだけでその後の対応が変わります。
- 建築予定時期: 「未定」「3年以上先」と書く。
- 予算: 空欄または「未定」とする。
- 連絡先: 電話番号の記入に抵抗があれば、「希望の連絡方法」の欄で「メール」にチェックを入れ、「電話でのご連絡はご遠慮ください」と一筆添えるのも有効です。
3. 上手な「断り文句」を用意しておく 見学後、商談スペースに案内されそうになったら、笑顔で丁寧にお断りしましょう。
- 「今日は時間がないので、また日を改めてゆっくり伺います」
- 「まずは色々なメーカーさんのモデルハウスを見てから比較検討したいと思っています」
- 「一度持ち帰って、家族と相談させていただきます」
大切なのは、「あなたの商品が悪いのではなく、今はまだ検討段階です」というスタンスを崩さないことです。
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モデルハウスを見るだけを卒業!モデルハウス訪問を有意義にするチェックポイント
せっかくモデルハウスに行くのですから、「ただ見て回っただけ」で終わってはもったいないです。ここでは、「見るだけ」のつもりでも、家づくりのヒントをたくさん持ち帰るための具体的なチェックポイントをご紹介します。
デザイン以外に注目!五感で確かめるべき空間性能
モデルハウスの魅力は、おしゃれなインテリアだけではありません。図面やカタログでは決してわからない「空間の質」を五感で体感することが重要です。
- ①リアルなサイズ感の確認 図面上の「8畳」と、実際に体感する「8畳」は印象が全く違います。天井の高さ、廊下や階段の幅、ドアの高さなどを「自分の身体」で感じてみましょう。「このソファを置くと、このくらいのスペースが残るのか」といった家具配置のシミュレーションも非常に参考になります。
- ②生活・家事動線のシミュレーション 実際に家の中を歩き回り、日々の暮らしを想像してみましょう。「キッチンから洗面所、物干しスペースまでの動線はスムーズか?」「帰宅後、コートを掛けて手を洗い、リビングに入るまでの流れはどうか?」など、主婦・主夫目線でのチェックが後悔しない家づくりに繋がります。
- ③素材の質感と色合い 無垢材のフローリングの足触り、珪藻土の壁の質感、タイルの光沢など、写真では伝わらない素材感を実際に手で触れて確かめましょう。照明による色合いの変化も要チェックです。
- ④目に見えない性能の体感 できれば、夏や冬にモデルハウスを訪れることをお勧めします。玄関を一歩入った瞬間の空気感で、その家の断熱性や気密性がある程度わかります。窓を閉めた状態で、外の音がどれくらい聞こえるか(遮音性)も確認しましょう。
- ⑤収納の「量」と「質」 パントリー、ウォークインクローゼット、シューズクロークなど、収納が「どこに」「どれくらいの量」あるかを確認します。さらに、棚の奥行きや可動式かどうかなど、実際の使い勝手(質)までイメージを膨らませましょう。
これだけは聞きたい!担当者への質問リスト
見るだけでわからないことは、遠慮なく担当者に質問しましょう。以下の質問は、今後の家づくりを進める上で非常に重要な情報となります。
価格について
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- 「このモデルハウスは坪単価でいくらくらいですか?」
- 「標準仕様の部分と、オプションで追加されている部分を教えてください」
- 「このモデルハウスと全く同じ家を建てた場合の、建物本体以外の費用(付帯工事費など)も含めた総額の目安を教えてください」
性能について
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- 「この家の断熱性能を示すUA値や、気密性を示すC値はどのくらいですか?」
- 「耐震等級はいくつですか?また、どのような工法を採用していますか?」
保証・アフターサービスについて
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- 「完成後の保証期間や、定期点検の内容について教えてください」
これらの質問をすることで、ただの「見るだけ」の見学者から、「真剣に情報を集めているお客様」として認識され、より質の高い情報を引き出せる可能性もあります。
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モデルハウスを「見るだけ」で終わらせない!訪問前の準備と当日のマナー
最後に、モデルハウス見学をスムーズかつ有意義なものにするための、事前準備と当日のマナーについて解説します。少しの準備で、得られる情報の質と量が格段にアップします。
訪問前にやっておきたい準備リスト
思い付きで訪問するのも良いですが、計画的に準備をすることで、見学の質は大きく向上します。
- 【推奨】ウェブサイトからの事前予約 特に週末は混雑するため、予約をしておくと待たずにスムーズに見学できます。予約フォームの備考欄に「情報収集段階です。まずは自由に見学させてください」と書き添えておけば、当日のやり取りも円滑になります。
- 見たいこと・聞きたいことリストの作成 本記事で紹介したチェックポイントや質問リストを参考に、自分たちが見たいこと、聞きたいことをメモにまとめておきましょう。当日の限られた時間の中で、効率よく情報収集ができます。
持ち物リスト
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- メジャー: 気になった箇所の寸法を測るのに便利です。
- カメラ(スマホ): 後で見返すために、気になった場所は写真に撮っておきましょう(撮影の際は許可を得るのがマナー)。
- 筆記用具とメモ帳: 気づいたことや担当者の話をメモします。
- 現在の住まいの図面(あれば): 今の住まいと比較することで、広さの感覚がよりリアルになります。
服装のポイント
モデルハウス内ではスリッパに履き替えることが多いため、脱ぎ履きしやすい靴がおすすめです。また、収納の中を覗き込んだり、階段を上り下りしたりするので、動きやすい服装が良いでしょう。
知っておくと安心!当日の流れと基本マナー
当日はリラックスして見学を楽しみましょう。一般的な流れと、お互いが気持ちよく過ごすためのマナーをご紹介します。
- 受付・アンケート記入: まずは受付で名前などを記入し、簡単なアンケートに答えます。
- 見学: 担当者がついて案内してくれる場合と、自由に見て回れる場合があります。希望は最初に伝えておきましょう。
- 質疑応答: 見学後、気になる点があれば質問します。
- 退出: お礼を伝えて退出します。パンフレットなどをもらって帰りましょう。
【子連れの場合のマナー】 お子様連れでも見学は可能ですが、モデルハウスは大切な商品です。お子様が走り回ったり、壁や家具を汚したり傷つけたりしないよう、必ず大人が付き添い、目を離さないようにしましょう。
モデルハウス見学で理想の家づくりを始めよう
今回は、「モデルハウスは見るだけでも良いのか」という素朴な疑問から、見学を有意義にするための具体的な事柄を説明しました。
【この記事のポイント】
- モデルハウスは「見るだけ」でも大歓迎。 ハウスメーカーにとってもメリットがあり、気負う必要は全くない。
- 営業トークは事前準備とテクニックでスマートに対応可能。 正直に目的を伝え、上手な断り文句を用意しておけば安心。
- 「見るだけ」で終わらせないためには、目的意識が重要。 サイズ感、導線、素材感、性能など、五感を使って空間を体感することが最大の収穫。
- 少しの準備で見学の質は劇的に向上する。 リスト作成や予約を活用し、有意義な時間を過ごそう。
モデルハウスは、未来の暮らしを体験できる最高のシミュレーションの場です。図面やカタログだけでは決してわからない、たくさんの気づきとヒントが隠されています。
「見るだけ」という気軽な一歩が、あなたとご家族の理想の家づくりに繋がる、最高のきっかけになるかもしれません。まずは今週末、近くの住宅展示場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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