屋上のある家をつくるメリットとデメリット

屋上のある家のメリットデメリット 注文住宅
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注文住宅で屋上を設置すると、多くの利点が得られる一方で、いくつかの課題もあります。
本記事では、屋上のある家を計画する際のメリット・デメリット、そして成功するためのポイントについて詳しく解説します。

この記事でわかることは?

 
  • 計画前に知っておくべき、4つのデメリット
  • 暮らしの可能性が広がる、屋上のある家の7つのメリット
  • 理想の屋上を実現し、後悔しないための計画について

上記のポイントについてわかりやすく解説します。注文住宅、ハウスメーカーについて知りたい方は、以下のコンテンツもご覧ください。

屋上のある家4つのデメリット

屋上があることのデメリットもあります。

プライバシーへの配慮

屋上は、開放的な空間である反面、周囲からの視線が気になる場合があります。特に、住宅密集地では、隣の家や道路からの視線に配慮する必要があります。

プライバシーを確保するためには、目隠しフェンスや植栽などを設置するのが効果的です。フェンスの高さや素材、植栽の種類などを工夫することで、プライバシーを確保しつつ、おしゃれな空間を演出することができます。 ルーバー状のフェンスなどもおすすめです。

屋上での騒音

屋上の使い方によっては、騒音にも配慮する必要があります。バーベキューをする際には、近隣住民への配慮を忘れずに行いましょう。

特に夜間は、普通の会話でも想像以上に遠くまで響きますので注意が必要です。

掃除の手間と落ち葉

屋上は、雨風や紫外線に直接さらされるため、定期的なメンテナンスが不可欠です。特に、防水層の劣化は雨漏りの原因となるため、定期的な点検と補修が必要です。一般的には、10年から15年ごとに防水工事が必要になると言われています。

また、排水溝の清掃も定期的に行う必要があります。落ち葉やゴミなどが詰まると、雨水が排水されずに溜まってしまい、雨漏りの原因となることがあります。 メンテナンス費用は、屋上の広さや使用する素材によって異なります。定期的なメンテナンスを行うことで、屋上を長持ちさせることができます。

建築コスト

屋上を設けるためには、屋根の防水工事や、落下防止のための柵の設置など、通常の住宅にはない工事が必要となるため、建築コストが高くなる傾向があります。

また、屋上への出入り口となる階段や、防水性を高めるための断熱材なども必要となるため、その分の費用も考慮する必要があります。予算をオーバーしないように、事前にしっかりと見積もりを取り、費用対効果を検討することが重要です。

 

屋上のある家の6つのメリット

屋上があることで、いくつかのメリットを感じることができるでしょう。いくつかご紹介します。

アウトドアリビングを満喫

庭をつくるスペースがない場合でも、屋上を第二のリビングや庭として活用できます。周囲の視線を気にすることなく、家族や友人とのバーベキュー、ガーデニング、読書などを楽しむことが可能です。

日当たりの良い洗濯物干し場になる

日当たりと風通しが抜群なため、洗濯物がよく乾きます。シーツや布団といった大きなものも、スペースを気にせず一度にたくさん干せるという実用的なメリットがあります。

子供やペットの安全な遊び場として活用

安全対策をしっかりと行えば、屋上は子供たちの遊び場としても活用できます。
道路への飛び出しの心配がなく、子どもやペットを安心して遊ばせることができます。ビニールプールを置いたり、ちょっとした遊具を設置したりと、自由に使えるのが魅力です。

眺望と開放感が得られる

周辺に高い建物がなければ、空を広く感じられ、格別な眺望を楽しめます。花火大会の特等席になったり、夜景や星空を眺めながらリラックスしたりと、屋上ならではの贅沢な時間を過ごせます。

趣味のスペースとして活用できる

ゴルフのパター練習、天体観測、ヨガなど、多目的な趣味の空間として活用できます。テントを張って「おうちキャンプ」を楽しむなど、家にいながらアウトドア気分を満喫できます。

屋上緑化で景観を楽しむ

家庭菜園やガーデニング、屋上緑化などを施すことで、夏の直射日光を遮り、室内の温度上昇を緩和する効果が期待できます。これにより、冷房効率が上がり、省エネにつながる可能性もあります。

屋上のある家で後悔しないためのポイント

屋上の設置を成功させ、理想の空間を実現するためには、計画段階でいくつかのポイントを押さえておく必要があります。

1. 利用目的や使い方をイメージする

まず、「屋上で何をしたいか」という目的を具体的に家族で話し合いましょう。バーベキューを楽しみたいなら水道設備や電源、夜景を楽しみたいなら照明計画、ガーデニングが目的なら土の重量に耐えられる構造設計や水はけの工夫が必要です。

目的が明確になることで、必要な設備や間取り、予算が具体化し、失敗を防ぐことができます。

2. 生活動線を考慮した設計について相談する

屋上へのアクセス方法も重要なポイントです。室内から屋上への階段はどこに設置するか、荷物を持って上がりやすいかなど、日々の使いやすさを考慮して設計しましょう。

例えば、2階が居室なのか、キッチンなのかによっても階段の場所はかわってきます。屋上への動線がスムーズだと、食事やバーベキューの準備・片付けが格段に楽になります。弊社では、屋上から室内へ戻る際の汚れを考慮し、出入り口の近くに足を洗うスペースを設けたり、用途に応じて設備や構造を綿密に考えて設計しています。

3. メンテナンス計画と予算を相談する

建築時のコストだけでなく、長期的なメンテナンス費用も念頭に置いておく必要があります。設計段階で、メンテナンスがしやすい素材を選んだり、将来の修繕費用をあらかじめ積み立てておくなど、長期的な視点で計画を立てることが、安心して屋上ライフを楽しむことができますね。

まとめ

注文住宅における屋上は、アウトドアリビングや趣味の空間など、暮らしの可能性を大きく広げる魅力的なスペースです。日々の生活に潤いと特別な時間をもたらしてくれるでしょう。

一方で、建築コストの増加、定期的なメンテナンス、近隣へのプライバシーや騒音について、建築会社に相談すると良いでしょう。

屋上のある家づくりで成功するためには、これらのメリット・デメリットを十分に理解した上で、「何のために使うのか」という目的を明確にし、生活動線や長期的なメンテナンスまで見据えた計画を立てることが不可欠です。

専門家である設計士や施工会社としっかりと相談しながら、あなたとご家族にとって最高の「もうひとつの庭」を実現してみてはいかがでしょうか。

 

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