中庭にウッドデッキを施工したデメリットとは?奥様に知ってもらいたい対策方法

中庭にウッドデッキを施工したデメリットとは? 注文住宅
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「リビングからひと続きになった、おしゃれな中庭のウッドデッキでブランチを…」

「子供たちが安心して遊べる、プライベートな空間が欲しいな…」

マイホームを考え始めると、開放的で心地よい「中庭」や「ウッドデッキ」のある暮らしに憧れを抱く方は少なくありません。特に、私たちがお手伝いさせていただく30代・40代のご夫婦からは、理想のライフスタイルとして頻繁にご希望を伺います。

しかし、その一方で

「メンテナンスが大変そう」

「費用はどれくらいかかるの?」

「虫は大丈夫?」

といった、現実的な不安やデメリットに関するご質問も多く頂きます。

この記事では、家づくりのプロだからこそお伝えできる、「中庭×ウッドデッキ」の正直なデメリットと、後悔しないための具体的な対策を、奥様の視点に立って分かりやすく解説していきます。

この記事を読み終える頃には、漠然とした不安が解消され、ご家族にとって最高の「中庭のある暮らし」を叶えるための、具体的なヒントが見つかるはずです。ぜひ参考にしてください。

「中庭×ウッドデッキ」に憧れる?まずは魅力を再確認

デメリットの話に入る前に、まずはなぜこれほどまでに「中庭」と「ウッドデッキ」の組み合わせが人気なのか、その魅力を再確認しておきましょう。皆様が思い描く理想の暮らしが、きっとここにあるはずです。

我が家だけのプライベートな「アウトドアリビング」

中庭にウッドデッキを設ける最大の魅力は、なんといってもそのプライベート性の高さです。道路や隣家からの視線を気にすることなく、カーテンを開け放して過ごせます。

天気の良い日には、テーブルと椅子を出して朝食をとったり、友人を招いてバーベキューを楽しんだり。

まるで、もう一つのリビングが屋外にできたような、特別な空間が手に入ります。

アウトドアリビングを楽しむ!心地よい間取りの秘訣を事例付で紹介
「おうち時間」が重視される今、住まいに開放感と自然を取り入れたいと考える方が増えています。そんな願いを叶えてくれるのが「アウトドアリビング」。リビングから続くウッドデッキやテラスは、まるで屋外のリビングのようにくつろげる空間です。

 

家全体が明るく、開放的な空間に

コの字型やロの字型の建物で囲まれた中庭は、家の中心に光を取り込む空間としての役割を果たします。

通常なら暗くなりがちな家の北側や中心部にも、やわらかな自然光が届き、家全体が明るく開放的な雰囲気に包まれます。

ウッドデッキがリビングと一体となることで、視覚的な広がりも生まれ、帖数以上の開放感が得られるのも嬉しいポイントです。

子供やペットが安心して遊べる最高の遊び場

小さなお子様がいるご家庭にとって、中庭のウッドデッキは最高の遊び場になります。

道路への飛び出しの心配がなく、キッチンやリビングから目の届く範囲で、のびのびと外遊びをさせてあげられます。

夏にはビニールプールを出したり、シャボン玉をしたり。ペットを飼っているご家庭でも、安心して日向ぼっこをさせてあげられる、家族みんなにとっての憩いの場となるでしょう。

家事動線がスムーズになる意外なメリット

間取りの工夫次第では、中庭が家事動線をスムーズにしてくれることもあります。

例えば、中庭を挟んでキッチンとランドリールームを配置すれば、ウッドデッキを通って洗濯物を干しに行く動線が短縮できます。

回遊性のある間取りは、日々の家事のちょっとしたストレスを軽減してくれます。

中庭にウッドデッキの8つのデメリット

さて、ここからが本題です。憧れだけでは建てられないのが家づくり。実際に住み始めてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、プロが現場で見てきたリアルなデメリットを正直にお伝えします。

1. メンテナンスが思ったより大変(掃除・再塗装)

最も多くの方が懸念されるのが、メンテナンスの問題です。

  • 掃除: 屋外にあるため、落ち葉やほこりが入ってきます。特に、溝の部分にゴミが溜まりやすいので、掃除が必要です。
  • 再塗装: 天然木のウッドデッキの場合、木の腐食や色褪せを防ぐため、1〜3年に一度の再塗装が推奨されます。この作業が思った以上に手間と費用がかかる、というお声は少なくありません。

2.建築コストが上がる場合がある

中庭を設けると、建物の形状が複雑な「コの字型」や「ロの字型」になります。シンプルな四角い総二階の家に比べて、壁の面積や角が増えるため、建築コストは高くなる傾向にあります。

また、ウッドデッキも施工費がかかりますし、屋根のないウッドデッキでも、作り方によっては建物の床面積と見なされ、固定資産税が課税されるケースがあります。

3.日当たりや風通しが悪くなる可能性がある

「光を取り込むための中庭」が、設計次第では逆効果になることも。

建物の形状や隣家との位置関係を考慮せずに中庭を配置してしまうと、特定の部屋の日当たりが悪くなったり、中庭自体が日陰になる時間が長くなったりします。

また、空気がよどみやすく、風通しが悪くなることで、夏は熱がこもり、冬は底冷えする原因にもなりかねません。

4.排水・雨漏りのリスク

中庭は、四方を建物で囲まれているため、雨水の逃げ道をしっかりと確保する「排水計画」が非常に重要です。

排水口が落ち葉などで詰まってしまうと、プールのように水が溜まり、最悪の場合、室内に水が浸入したり、建物の基礎部分を傷めたりする雨漏りのリスクがあります。

中庭とウッドデッキで後悔しないためのアイデア

たくさんのデメリットを挙げて、少し不安にさせてしまったかもしれません。でも、ご安心ください。これらのデメリットの多くは、家づくりの計画段階で、適切な知識と工夫を取り入れることで、十分に克服することが可能です。

私たち東京で年間100棟の家づくりに携わるプロとして、デメリットをメリットに変えるための具体的な対策をご紹介します。

対策1:メンテナンスフリーな素材を選ぶ(樹脂木・タイルデッキ)

「こまめな掃除や塗装は、ちょっと自信がないな…」という奥様には、メンテナンスが格段に楽になる素材選びをおすすめします。

  • 樹脂木(人工木)デッキ: 木粉と樹脂を混ぜて作られた素材です。天然木のような温かみのある見た目でありながら、腐食やシロアリの心配がなく、面倒な再塗装も不要です。汚れたら水で洗い流せるので、お手入れも簡単です。
  • タイルデッキ: 高級感があり、汚れにも強いのがタイルデッキです。ブラシでこすれば、ほとんどの汚れが綺麗になります。夏は熱をためにくいというメリットもあります。

天然木の風合いは魅力的ですが、ご自身のライフスタイルに合わせて、無理なく付き合える素材を選ぶことが後悔しないための第一歩です。

対策2:設計段階で日当たりと風通しを徹底シミュレーション

日当たりや風通しの問題は、設計の力で解決できます。当社の経験豊富な設計士は、土地の形状、太陽の動き(季節による高度の違い)、周辺の建物の状況などを読み解き、光と風の入り方を緻密にシミュレーションします。

「この方角にこの大きさの窓を設ければ、冬でもリビングの奥まで日差しが届く」「ここに高窓(ハイサイドライト)を付ければ、夏場の熱気を効率的に逃がせる」といった、プロならではの提案が、一年を通して快適な中庭空間を実現します。

対策3:虫対策は「水はけ」と「照明」がカギ

虫が苦手な方は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 水はけの良い設計: 適切な勾配をつけ、排水口を複数設けるなど、とにかく水が溜まらない設計を徹底します。ウッドデッキの下をコンクリートにするのも有効な対策です。
  • 照明計画の工夫: 虫は光に集まる習性があります。虫が寄りにくいとされるLED照明や、低い位置を照らすフットライトなどを活用することで、不快な虫の飛来を軽減できます。
  • 防草シート: ウッドデッキの下に防草シートを敷くことで、雑草を防ぎ、虫の発生源を減らすことができます。

年間100棟を手がける私たちが叶える「中庭のある暮らし」

ここまで、中庭とウッドデッキのデメリットと対策について詳しく解説してきました。デメリットを理解し、正しい対策を講じるためには、信頼できるパートナー、つまり経験豊富なハウスメーカーを選ぶことが何よりも重要です。

私たちはおかげさまで、東京という土地柄、様々な制約のある中でも、お客様の「こんな暮らしがしたい」という夢を数多く形にしてまいりました。年間100棟という実績は、お客様一人ひとりの想いと、私たちの技術と提案力が積み重なった結果だと自負しております。

お客様のライフスタイルに合わせた最適なプランニング

私たちは、いきなり図面を描き始めることはしません。まずは、ご家族の皆様の普段の過ごし方、趣味、将来の夢まで、じっくりとお話を伺います。

「朝は中庭でコーヒーを飲みたい」
「週末は友人を招いてパーティーがしたい」
「子供が安全に走り回れる空間が欲しい」…

そんな何気ない会話の中に、理想の家づくりのヒントが隠されています。

年間100棟の経験から培った豊富な引き出しで、ご家族に本当にフィットする、世界に一つだけの「中庭のある暮らし」をご提案します。

豊富な施工事例から学ぶ成功のヒント

私たちの強みは、なんといっても豊富な実例です。これまで手がけてきた様々なテイストや間取りの中庭・ウッドデッキをご覧いただくことで、「こんなアイデアがあったのか!」「この素材、素敵ね」と、ご自身の理想のイメージがより具体的になります。

成功例も失敗しないためのポイントも、実例をもとに丁寧にご説明いたします。

まとめ:デメリットを知ることで、理想の「中庭×ウッドデッキ」はもっと輝く

いかがでしたでしょうか。今回は、「中庭」と「ウッドデッキ」のデメリットに焦点を当てて、詳しく解説しました。

デメリットと聞くと、少しネガティブな気持ちになるかもしれません。しかし、家づくりにおいてデメリットを事前に知っておくことは、後悔を避けるための対策となります。

メンテナンス、コスト、防犯、日当たり…。これらの課題を一つひとつ理解し、ご家族に合った対策を講じることで、漠然とした憧れは、地に足のついた、そして何倍にも輝く「理想の暮らし」へと変わっていきます。

中庭のある家は、きっとご家族の毎日を、今よりもっと豊かで、笑顔あふれるものにしてくれるはずです。

「私たちにも、理想の中庭が作れるかも?」そう感じたら、まずは一歩踏み出してみませんか?

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【後悔しないために】家を建てる前に、これだけは知っておきたい

どんなに性能の良い家を選んでも、家づくりで後悔する人が後を絶たないのと同じように、家づくりも「正しい知識」と「手順」を知らなければ、どんなに情報を集めても理想の住まいは手に入りません。

家族の笑顔があふれる暮らしは実現できないのです。

理想の住まいを実現するには、住宅ローンに追われることなく、建てた後も豊かに暮らせる「最適な土地選び」と「正しい建物予算」を家づくり初期段階で確認することが必要です。

多くの方は、いきなり物件を見に行ったり、手当たり次第に住宅展示場に行ったりしたりしますが、もっと賢く、かつ、効率的に家づくりを進める方法がございます。

それが「家づくりの相談」です。まず最初に押さえるべきポイントを学ぶことです。

家づくりは考えるべきことが膨大です。月々の光熱費を抑える性能、家族の時間を育む間取り、そして何より大切な資金計画。初心者がこれら全てを独力で進めるのは容易ではありません。
昨今は情報の選択肢も増え、理想の家への道のりは複雑化しています。

そこで、横浜、川崎、相模原、町田を中心としたエリアに根ざして【20年以上、年間約100棟】の家づくりに携わってきた私たちが、「後悔しない家づくりの秘訣」を1からお伝えする【家づくりの相談】にお問合せ下さい。

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まだ、家づくりの相談するほどでもない。。。

まだ、「今の段階では相談するほどでもない」ということであれば、カタログで、自分の描くイメージと弊社の建築デザインが一致するか確認してみてください。

イメージする空間設計が同じであれば、そこで初めて弊社までお問合せを頂ければと思います。

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